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お母さんたちが給食の放射性物質検査に関する要望書を広島県教育委員会に提出

 お母さんたちが10/3に給食の放射性物質検査に関する要望書を広島県教育委員会に提出してきてくれました。
下記は参加された方からの報告です。

 原発内で出た低レベル放射性廃棄物は、1キロあたりの放射性セシウムが100ベクレル以下のゴミもドラム缶に入れて厳重に管理し、搬出後もコンクリートや土で外に漏れ出さないようにしているそうなので、100ベクレルという食品の基準がどういう数値か危機感を持ち続けんといけんと思います。
(放射性セシウム)
飲料水      10   
牛乳        50       
一般食品     100   
乳幼児食品    50  

※暫定基準値での経過措置
米 9月30日まで  牛肉 9月30日まで  大豆 12月31日まで
野菜類    500       
穀類    500       
肉・卵・魚・その他    500       


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       ☆参加されたお母さんからの報告☆

 対応してくださった総務課の方が私たちの訴えをメモをとられていて、
担当部署にしっかり内容を伝えます、と言ってくださいました。
今後も長い期間、継続して検査する必要性が高い事を考えると、各市町に検査機器1台は設置してもらいたいところなのですが、
そこについては「予算が…」とか「人手が…」とかおよび腰だったので、
食材仕入や献立作成に関わる人達への勉強会など、費用のかからない所はすぐに取り組めるだろうから、
現場の意識改革を急いで欲しい、と伝えています。

あと、「広島県の自主基準」について、記述をしていなかったので、
4ベクレル/kg以上の食材を給食に使用しない札幌市をぜひ参考にしてもらい、
「検出されたが国の基準(100ベクレル/kg)以下だった」といって給食に使用しないようお願いしています。

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要望書はこちら↓

http://blog.goo.ne.jp/unitehiroshima/e/88c885eb11e700344ce1855654122547

2012年10月3日
広島県教育委員会 教育長 下崎邦明様

学校給食の放射性物質検査に関する要望書

poco a poco ~あったか未来をつくる会~from Hiroshima

日頃は、広島県内の子どもたちの教育にご尽力いただきまして、大変感謝しております。
私たちは、2011年3月の福島原発事故以降、原発をとりまくたくさんの問題に取り組んでいるグループです。
原発事故以降、汚染された食品が全国で流通しており、検査体制が十分であるとは言えない状態です。
昨年12月時点で、放射性セシウムが入った可能性のある給食を出した学校は18都府県46市区町村433校26園あり、食べた可能性のある子どもの数は18万人に上りました。
原発事故から1年半がすぎた現在でも、全国の学校給食の放射性物質検査は十分ではない為、これは氷山の一角かもしれません。
広島県では2012年8月に、三次市で生産された生シイタケから基準値を超えるセシウムが検出され、三次市内の学校給食で使用されたことがわかりました。
低線量内部被ばくの影響については、専門家によって大きく意見が分かれます。基準値を越えた食品を摂取しても健康に全く影響はない、という意見がある一方で、人工放射性核種は、自然放射性核種と違って体内に濃縮・蓄積する為、1ベクレルでも摂取すべきではないという意見もあります。
広島県教育委員会におかれましては、未来を担う子供たちに対して、予防原則の観点から最善を尽くしていただけますよう、下記のように要望いたします。

【要望事項】
以下のことを、各市町に指導し、支援することを求めます。
1.各市町、少なくとも1校ずつ、できるだけ毎日測定してください。
2.子供たちが給食を食べた後ではなく、食べる前に測定してください。
3.測定方法は1食まるごと検査ではなく、検査対象産地(17都県)で生産されものや、
放射性物質が検出された例のある食品を中心に、食材ごとに測ってください。
4.検出限界値が1ベクレル/kg以下の測定能力を持つ検出機器で測定を行い、公表基準とされている10ベクレル/kg未満であっても、各市町で公表してください。
5.保育所の給食に関しても、同様の検査を実施してください。
6.各市町で独自の放射能検査をする場合でも、補助金を交付してください。

【理由】
1.県内23の市町で本年度末までに3回測定することで69回の検査が可能となりますが、その結果が全て不検出だったとしても、学校給食で使用される食材の品目数に対して検体が少ないため、安全が確保されたとは言えません。
  また、2012年9月24日に東京電力が発表したように、現在も、福島第一原発から、1時間あたり1000万ベクレルもの放射性セシウムが大気中に放出され続けていますので、継続した検査が必要である、と考えます。

2.子供たちが口にした後で、食材の汚染が発覚する、という事態が全国で続出していますが、それだけは避けて欲しい、というのが保護者の願いです。

3.1日分、あるいは1週間分の給食まるごと検査を行うと、もし汚染された食品があった
場合、まぜて測定する事によって濃度が低くなり、検出されない事があります。(添付①)

4.放射線には「この値までなら浴びても危険はない」という「しきい値」は存在しません。微量でも、摂取量に比例して健康被害を引き起こす危険がある、と言われています。(添付②)特に、細胞分裂が活発な子どもは、放射線による被ばくのリスクが大人よりも高く、国の食品安全委員会でも、この点を考慮する必要があるとの評価をまとめています。
ドイツ放射線防護協会は、大人8ベクレル/kg、子ども4ベクレル/kg以上のセシウムを摂取するべきではない、としています。(添付③)
内部被ばくゼロを求める姿勢に対して、風評被害を懸念する声も多いですが、学校給食で一番大切なのは安全性です。
より正確な情報を公表する事によって、汚染の実態が明確になり、風評被害を無くす事にも繋がるのではないでしょうか。

5.各市町の管轄である保育所で提供される給食等に関しても、上記と同様に測定するよう指導してください。

6.下記のように市独自で厳しい検査方法を実施している所もあります。
広島県が指定した検査実施方法を採用しなければ補助金を出さない、というのではなく、
より厳しい検査を実施する自治体に対しても、支援をお願いします。

横浜市(神奈川県) 毎日・全食材(1校のみ) 給食使用前 検出限界値3ベクレル/kg

添付①給食まるごと検査の意味と問題点
添付②「原発のウソ」p-69 小出裕章著 扶桑社新書より
添付③ドイツ放射線防護協会資料
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by pocoapoco-h | 2012-10-05 23:32 | 食品

☆広島市議会☆ 文教委員会で学校給食についての質問

 9/24の広島市議会の文教委員会で、社民党の田尾議員が学校給食について質問してくださったということで中継録音を聞いてみました。
 広島市議会のHP→議会中継→常任委員会→文教委員会録音中継
で出てきます。

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1000000000002/1332984315571/index.html

 田尾議員と健康教育課長との質疑応答をざっくりまとめてみました。

 子どもたちの口に入ってしまう前に、食品を検査してほしいというお母さんたちの想いを代弁してくださり、
田尾議員に感謝します058.gif

 議会に行けなくても、議員さんのHPを見たり、議会に行けなくても、ネットで議会中継や録画を観たりして、議会のようすをチェックすることも市民として大切な仕事だと思います。



田尾議員 Q : 学校給食の産地の公開状況は?

健康教育課長 A: 市のHPで産地公開している。納入業者などに協力してもらって50品目公開している。

Q : 事前に聞いたところ、できるだけ直送で、広島周辺の軟弱野菜を中心にして、それなりに配慮されているということだった。それ以外で購入したものについて、心配している保護者の声がある。

A:国では4月に残留放射能の新基準値を定め、東北・関東17都県では、検査を実施し、基準値を超えたものを出荷制限し、流通しないようにしている。広島県内産については広島県が自主的に検査していて

※昨年行われた検査のことと思われます。↓
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/79/housyaseibussitukennsa.html

現在のところ検出されていない。本市においては県内で全量確保できるものは、県内で調達し、使用している。全量確保できないものは県内産、近隣県産を優先しているので、現時点で事前の検査は考えていない。

Q:三次産のしいたけで、基準値を超えていたという報道があった。広島市の給食の食材には使っていないと思うのですが、そのへんの対応はどうか。

A:報道があったが、広島市では主に干ししいたけを使っていて、生しいたけは使っていない。干ししいたけは中国産のものを使用している。

Q:原発事故以来、収束していないので、保護者は食品の放射能汚染への関心が高くなっている。払拭していくことが重要。広島市に、測定器はあり、検査できる体制はあるのか。

A:広島市の衛生研究所にゲルマニウム半導体検出器による検査体制を整備している。 外部検査を一検体
あたり26250円で、受け付けることになった。

Q:しようと思えば検査体制はある。利用は検討しているのか。するとすればどのような課題があるか。

A:給食の食材は広島県内産を優先に調達する。できない場合は、近隣の県でとれたものを使用しているので現時点で給食を提供する前に検査することは考えてない。

 しかし、国で学校給食モニタリング事業が、委託事業で県におりている。児童生徒などに提供する学校給食の安全安心を確認するため、実際に提供された学校給食について放射性セシウムなどの有無、量について事後検査をするもの。国が県に委託して実施し、市が協力する。

Q:使用後ということだが、本来的には児童生徒の口に入る前に検査して安心して食べてもらうのが原則。
 放射能汚染された食品をとりこんでいくと内部被ばくし、体内に蓄積され、十数年後、数十年後にがん発生につながるといわれていて、事前にチェックするということが、大事ではないかと思うし、保護者も事前チェックを望んでいる。


A:現在生産地域ごとにモニタリング検査が確立され、検査体制が整っている。東北関東17都県は厳しい検査体制が敷かれている。そうした中で、汚染された食材が市場に流通することはないと認識している。
厚生労働省、都道府県のHPで結果が公開されている。本市が使用している食材の状況は把握できる。
国が定める基準に合致し、流通してきたものを改めて
教育委員会として、事前検査することは考えていない。

Q:学校を取り巻く状況の中で、保護者の心配は常にあるということを孫尺しながら、安全基準をチェックできるように県の動き国の動きと連携をとって払拭するようこれからも努力して頂きたいということで、今日の時点は終わりにします。 
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by pocoapoco-h | 2012-10-05 22:46 | 食品