かぞくに寄り添うやさしい情報や、社会や環境について母として知っておきたいことを
毎月やわらかく、でも的確に発信してくれる「
月刊クーヨン」。
わたくし、愛読者でございます。
以前、月刊クーヨンの編集部宛てに上関原発のことを取りあげてほしいとメールを送ったところ、
2009年12月号「Cooyon eyes」内の「Change the World」で取りあげてくださるという、
ビッグサプライズなレジェンドをクリエイトしてくださった、私がリスペクトしてやまないクレヨンハウスさま。
(そのコーナーには、上関原発の問題に真っ向から取り組んでいる
私たちの同年代パパ・山戸孝さんが登場して原発問題について語ってくださいました*^^*)
(ちなみにこの経験が、どんなにちっぽけな声でも、どこかには必ず届くのだと勇気づけてくれました)
さて、そのクレヨンハウス。
東京と大阪にお店があるのですが、東京店では現在土曜の朝に
モーニングスタディ 「
原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」が開催されています。
これ、もちろん(悲しいことですが)3.11によって引き起こされた原発事故がきっかけになっていて、
「Days Japan」の広河隆一さんらを講師に、これまでに4回の講座が行われています。
今後は、
第5回 7/30 「マスコミと原発のこと」講師:田原牧さん(東京新聞「こちら特報部」デスク)
第6回 8/13 「原発で犠牲になるもの」講師:高橋哲哉さん(哲学者)
「安全性」や「経済効率」だけで原発を語ると、
本当に大事なことを見落としてしまうのではないでしょうか。
「原発とは犠牲のシステムである」という高橋哲哉さんの視点は、
原発の根本的な問題に気づかせてくれます。
わたしたち一人ひとりが、聞いて、だれかに伝えていきたいお話です。
第7回 8/27 「原発事故が避けられない理由」講師:後藤政志さん(元東芝・原子炉格納容器設計者)
設計者の立場から、原発の欠陥と問題点を指摘している後藤政志さん。
経験からのお話には説得力があります。
「原発がシビアな事故を起こさないことは不可能」と言う理由を、
福島第一原発事故から解説してくれます。
第8回 9/3 「日本各地の原発を歩いて」講師:鎌田慧さん(ジャーナリスト)
といった感じでスケジュールが組まれているそうです。
う~ん、魅力的。広島から駆けつけたいほど。
でも、現実的にはなかなかムズカシイところがあるので、
ぜひぜひぜひとも!お近くの方は時間をつくってお出かけしてほしい!
もしかしたら、原発や放射能のことを知ることは自分を苦しめることだと思って
あえて避けているお母さんや大人たちがきっと多いんじゃないかと思うけど、
「知ること=苦しみのもとを増やす」ではなくて、
大勢の輪のなかで学ぶことによって冷静に適切に対処できる知恵を分かち合えたり
適切な楽天的な暮らし方を知って、かぞくとの幸せな時間をキープできるようになるんだろうと思います。
だから、ほんと、
ぜひに!
(行かれた方の感想や学びをシェアしていただけたらこの上ない喜びです~)
…でね。
広島でもこういう取り組みがあったらいいなぁと思いつつ、
きっとpoco a pocoがこういうことができたらいいんだろうなぁとも思いつつ、
教室開催を知らせるメールマガジンを読み進めていましたところ。
きた!きました!
広島の私たちも同じように勉強し考えることのできるチャンスが!!!
◆ 「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」から、ブックレットを刊行します◆
満席御礼となった、第1回、第2回の講義内容をブックレットとして刊行します。
講義中に紹介したデータや会場であがったQ&Aも収録しました。
子どもをもつお母さん、お父さんはもちろん、保育園、幼稚園、小学校をはじめとした
教員の方々にも読んでいただきたい内容です。
★クレヨンハウス東京店、大阪店では7/30(土)に先行発売いたします。
★e-shopでの予約注文も承ります。
…とのことですわよ、奥さん!
具体的には、こちら~♪(購入もできまーす)
わが子からはじまる 『原子力と原発きほんのき』
● 上田昌文/著 原発、放射能、エネルギー、食の安全を学ぶブックレットその1
【目次】
はじめに 原発は断念するべき。
それに向けてどう動いていくか…
第1章 福島第一原発事故の重大性
第2章 原子力って?原発ってどういうもの?
第3章 日本の原発 その現状と問題点
第4章 子どもが生きる未来のために、
いま私たちがすべきこと
第5章 Q&A 子どもを放射能から守るために
わが子からはじまる 『食べものと放射能のはなし』
● 安田節子著 「原発、放射能、エネルギー、食の安全を学ぶブックレットその2」
【目次】
はじめに
第1章 いま、わたしたちが「食の安全」のためにできること
第2章 放射能の人体への影響
第3章 放射能を除去する食品の調理・加工の仕方
第4章 3・11後の食生活
~放射能の摂り込みを防ぐために大切なこと~
・カリウムの多い食品を見直す
・「マゴワヤサシイ」で高ミネラル食を
・放射能に汚染されやすい野菜
第5章 現状を乗り越え、子どもたちにきちんとした世界を残していくために
Q&A
税込500円という良心的なお値段にも感涙…の一方、
原発をめぐる問題は、もうここまで来てしもーたのだなと。
つまり、「ちょっと風変わり」な、「ちょっとマニアック」な人だけが関心を持ってる問題と思われていたのが、
先の事故を境に当たり前の、暮らしの真横にある問題になってしもーたのだなと。
(そう、実は事故以前から私たちの暮らしやいのちの真横にあったのでしたが)
最近よく聞くようになった「3.11以前には戻れない」というのを、
本当に噛みしめる瞬間が多くなったと感じる今日この頃。
もう、死ぬまで、真横にあるんだもんね。。。
私もあなたも、私の子どもも、これからお腹に宿るであろう子も、ヒバクシャになってしまったのだから。
それでも、前を向いて生きましょう。
仲間をつくり、本を読み、いろんな人と会って話を聴いたり話をしたりして知恵をつけつつ、
日々の喜び・楽しさ・ちっちゃな悲しみ・心のささくれもいとおしんで生きていきましょう!
よしゃー!
(By ちほっち)