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「E=mc²」

  
  
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  ひとりひとりの方にとって、8月6日はそれぞれちがうのかもしれない。
  ただ、ある市民からみた8月6日。


  福島県南相馬市に住んでいらっしゃる詩人の若松丈太郎さんが
冷静に福島の現状を話されていたけれど、
  
 ある子供さんの質問を口にされたとき声が震えていた。 
 

 「じいちゃんが作った西瓜を食べてもいいですか」という子供の問い。
 
 
 同じ日本なのに、広島の日常からこんなにも遠い。

 

  福島から避難されているお母さんの

「平和宣言に『脱原発』の文字はなかった。私たちが声を上げよう」 という言葉。

 避難されているだけでも大変なはずなのに、一番前で声を上げられている。

 泣いているお母さんに小さな子供が駈け寄って寄り添っていた。

 広島は、呼び覚まされつつある想いを閉じ込めたまま、平和の仮面を被ったままでいいのかな?


  福島から避難されたお父さんが語られていた

 穏やかな田園の空を爆音を伴って飛ぶ、基地から来る飛行機
 ポスターに載っていた戦艦大和と 広島
 心の中の平和と世界の平和について。

 
 
  関東から避難されているお母さんが話された
 
 原爆で亡くなられた幼い叔父さまの写真を見てきて、
 放射能は怖いものだと実感してきたというお話。

 「放射能によってもう誰一人犠牲になってほしくないと思って活動してきたが

 子供たちの口に汚染されたものが入ってしまった。これから行政がどう対応するかを見ていてください。」
 
 と話されていた。

  そうだった。まだ子供の叔母が笑っているモノクロの写真を毎年みてきた私も、
  放射能が何をもたらすか よくわかっているはず。


  
  

  アーサー・ビナードさんの

 ヒロシマを語り継ぐだけでなく、ヒロシマとナガサキの違い、

 ヒロシマというレンズを通してフクシマをみる。

 フクシマを通してヒロシマをみる。 
 
 という言葉。

 
 田中利幸さんは
  原発だけでなく動力源であるウラン問題を考える必要がある、
 日本の原発事故後、ウランの輸出は減るどころか、増えている。
 グローバルな観点から運動していかなければいけないと指摘され、


  
   世界各地の核被害者が集い、核被害者の救済と「核・原子力サイクル」の全面廃棄を
 世界各国政府に要求し、
  
 核なき世界をどうしたら構築できるか展望を探るため
 「世界核被害者大会」を広島で開催することを提唱されていた。
 

  ドイツから来た方は

 ドイツでは数十年 反原発の運動をしてきた。沸騰寸前だったが、日本の原発事故によって
 沸騰した。

 と言われていた。

  インドから来た方は、わずかしか使われていないのに原発が増やされている状況
 市民は安全だとは信じていないことなどを話されていた。

 
  テレビでは今まで被爆者を救済されるために活かされてこなかった黒い雨の記録について
  やっと昨年公に発表されたと放送されていた。

  毎年平和公園に行っていた祖父や原爆投下後の体験を語ってくれた祖母。  
  それでも3.11が起きてしまうまで、現在も苦しんでいる世界中のヒバクシャの方たちの現状を
 もっと知ろうとはしなかった。
  何十年も原発から広島を守ってきた方たちがいらっしゃったことも知らなかった。
  

  第九条の会ヒロシマさんが毎年出されてきたという今年の意見広告には
  「初めての広島案内」というアーサー・ビナードさんの詩と   
   青空と太陽の下、9と記されたTシャツが風にひるがえり、人々が穏やかな日常を送っている
あたたかな絵が描かれ、 平和を願うたくさんの方たちの想いで溢れていた。



   広島のお母さんたちが作ったカラフルでかわいいno nukesサンバイザー。
   各地から8月6日の広島に駆けつけられた方たち。
  女性の力強いコールと「みんなの海だ」という言葉。



   写真の絵は、原爆の影響で夫が早くに亡くなり、女手一つで子供さんを育てられたという女性が
 くださったもので、お知り合いの子供さんが書かれ、フランスで賞を取られたそう。  
   


  今年も8月6日、広島 日本 世界でそれぞれの想いを胸に、
 核なき世界の実現を 祈った方たちがいらっしゃっただろう。   



  原爆ドームの前を流れる元安川を照らす、色とりどりの灯篭の灯りのように
 たくさんの想いが集まって、核なき世界に届きますように。

    

    今度、晴れた日に、アーサーさんの詩で初めて知った
   平和大橋の西詰めの木陰にあるという少女の像が抱えた箱に
   はっきりと刻まれているという文字を
   確かめに行こうと思う。

   
    アメリカで生まれ育ったアーサーさんのレンズを通してみえるHiroshima。
   

   広島 チェルノブイリ ニューメキシコ ネバダ スリーマイル島 福島 大飯
  すべて繋がっている。
  

  アインシュタインの相対性理論の方程式、核分裂のエネルギーに
   終止符を打ち、ほんものの平和大橋をわたっていけるのか

   
   子どもたちに平和な未来を手渡せるのか。

   
  今日どの道を選ぶのかは、私たちは自分で決めることができるはず。
        
 




☆市民による平和宣言2012      
http://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/tudoi/2012/sengen2012.pdf

☆第九条の会ヒロシマさんのHP  意見広告をみることができます。
http://9-hiroshima.org/

☆平和とうろう集会のようす

http://zeronpphiroshima.daa.jp/
(山本太郎さんは、昼からではなく夕方の集会からの参加でした。
以前の記事で間違えておりましたので申し訳ありませんm(__)m)

☆市民による8・6広島平和宣言
http://zeronpphiroshima.daa.jp/fdata/120806declaration.pdf



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by pocoapoco-h | 2012-08-12 08:55 | 脱原発