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☆広島市議会☆ 文教委員会で学校給食についての質問

 9/24の広島市議会の文教委員会で、社民党の田尾議員が学校給食について質問してくださったということで中継録音を聞いてみました。
 広島市議会のHP→議会中継→常任委員会→文教委員会録音中継
で出てきます。

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1000000000002/1332984315571/index.html

 田尾議員と健康教育課長との質疑応答をざっくりまとめてみました。

 子どもたちの口に入ってしまう前に、食品を検査してほしいというお母さんたちの想いを代弁してくださり、
田尾議員に感謝します058.gif

 議会に行けなくても、議員さんのHPを見たり、議会に行けなくても、ネットで議会中継や録画を観たりして、議会のようすをチェックすることも市民として大切な仕事だと思います。



田尾議員 Q : 学校給食の産地の公開状況は?

健康教育課長 A: 市のHPで産地公開している。納入業者などに協力してもらって50品目公開している。

Q : 事前に聞いたところ、できるだけ直送で、広島周辺の軟弱野菜を中心にして、それなりに配慮されているということだった。それ以外で購入したものについて、心配している保護者の声がある。

A:国では4月に残留放射能の新基準値を定め、東北・関東17都県では、検査を実施し、基準値を超えたものを出荷制限し、流通しないようにしている。広島県内産については広島県が自主的に検査していて

※昨年行われた検査のことと思われます。↓
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/79/housyaseibussitukennsa.html

現在のところ検出されていない。本市においては県内で全量確保できるものは、県内で調達し、使用している。全量確保できないものは県内産、近隣県産を優先しているので、現時点で事前の検査は考えていない。

Q:三次産のしいたけで、基準値を超えていたという報道があった。広島市の給食の食材には使っていないと思うのですが、そのへんの対応はどうか。

A:報道があったが、広島市では主に干ししいたけを使っていて、生しいたけは使っていない。干ししいたけは中国産のものを使用している。

Q:原発事故以来、収束していないので、保護者は食品の放射能汚染への関心が高くなっている。払拭していくことが重要。広島市に、測定器はあり、検査できる体制はあるのか。

A:広島市の衛生研究所にゲルマニウム半導体検出器による検査体制を整備している。 外部検査を一検体
あたり26250円で、受け付けることになった。

Q:しようと思えば検査体制はある。利用は検討しているのか。するとすればどのような課題があるか。

A:給食の食材は広島県内産を優先に調達する。できない場合は、近隣の県でとれたものを使用しているので現時点で給食を提供する前に検査することは考えてない。

 しかし、国で学校給食モニタリング事業が、委託事業で県におりている。児童生徒などに提供する学校給食の安全安心を確認するため、実際に提供された学校給食について放射性セシウムなどの有無、量について事後検査をするもの。国が県に委託して実施し、市が協力する。

Q:使用後ということだが、本来的には児童生徒の口に入る前に検査して安心して食べてもらうのが原則。
 放射能汚染された食品をとりこんでいくと内部被ばくし、体内に蓄積され、十数年後、数十年後にがん発生につながるといわれていて、事前にチェックするということが、大事ではないかと思うし、保護者も事前チェックを望んでいる。


A:現在生産地域ごとにモニタリング検査が確立され、検査体制が整っている。東北関東17都県は厳しい検査体制が敷かれている。そうした中で、汚染された食材が市場に流通することはないと認識している。
厚生労働省、都道府県のHPで結果が公開されている。本市が使用している食材の状況は把握できる。
国が定める基準に合致し、流通してきたものを改めて
教育委員会として、事前検査することは考えていない。

Q:学校を取り巻く状況の中で、保護者の心配は常にあるということを孫尺しながら、安全基準をチェックできるように県の動き国の動きと連携をとって払拭するようこれからも努力して頂きたいということで、今日の時点は終わりにします。 

by pocoapoco-h | 2012-10-05 22:46 | 食品